飲食店の開業ステップ⑥|オープン準備とスタッフ教育のポイント【チェックリスト&SOP付き】

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飲食店の開業ステップ⑥

オープン準備とスタッフ教育のポイント

ソフトオープンの段取り、役割分担、研修カリキュラム、衛生・事故防止のSOP(標準手順)まで、開業直前にやるべきことを一気通貫で整理。

1. オープン直前スケジュール(7日間)

Day-7〜-5:備品・同線・衛生の最終整備

  • テーブル番号・座席マップ・導線の確定(案内・配膳ルート短縮)
  • 衛生動線(生食/加熱/洗い/保管)を色テープで可視化
  • 開閉店ルーチンの「分単位」チェック表作成

Day-4〜-3:メニュー実地リハーサル

  • 看板メニューの仕込み~提供まで“計時”で改善
  • 客席満席シミュレーション(擬似注文票を10分刻み投入)
  • POS/券売/テイクアウト・デリの動作確認

Day-2:スタッフ総合リハ

  • 挨拶・席案内・注文確認・配膳・下げ・会計の一連動作
  • クレームロールプレイ(想定問答3パターン)
  • 衛生・異物混入・アレルギーの緊急連絡フロー確認

Day-1:最終チェック

  • 原材料ロス見込みと追加仕入量
  • スタッフ各自の持ち場と交代時間
  • ソフトオープン(友人知人・近隣限定)案内

2. 役割分担と配置図(ホール/キッチン)

混雑時の“詰まり”は案内・会計・提供のどこかに生まれます。役割を固定し、ピーク時のみヘルプできるようクロストレーニング。

ホール

  • 案内担当:空席管理・待機列の声掛け
  • オーダー担当:復唱・品切れ共有・提供時間の宣言
  • ランナー:配膳・下げ・卓補充(箸・水)
  • レジ:会計・クーポン/QR決済・口コミ案内

キッチン

  • 火口/焼き:メイン調理・品質基準の最終責任者
  • 盛付:定量化(重量・グラム数)と見栄え基準
  • 仕込/洗浄:回転率を落とさない段取り
  • パス:提供順の最終整列、呼び込み

3. 研修カリキュラム(3段階)

  1. 基礎(座学30〜45分):理念・衛生・アレルギー・接客の基本/言い回し
  2. 実技(60〜90分):案内→注文→配膳→下げ→会計をロールプレイ
  3. ピーク対応(60分):注文の波・同時多発のさばき方と声掛け

評価は「速度×正確さ×表情」。10点満点でセルフチェック → リーダー確認。

4. 必須SOPテンプレ(コピペOK)

開店準備SOP(15分)
00:00 玄関/看板/照明ON、音量確認
00:02 レジ/釣り銭確認、QR決済起動
00:05 客席ワイプ/卓上補充(箸・水・調味料)
00:08 グリス/換気/冷蔵温度ログ記入
00:12 仕込み残/優先順の共有、朝礼(本日の売切れ/推し)
クレーム対応SOP(基本フレーズ)
①共感:「不快な思いをさせてしまい申し訳ございません」
②事実確認:「発生状況を確認させてください」
③提案:「作り直し/返金/次回クーポンからお選びください」
④再発防止:「同様の事象が起きないようSOPを是正します」
異物・アレルギー緊急時
即時回収 → 店長報告 → 救急/医療案内 → 事実記録(時間/席/商品/症状)
製造ロット隔離 → 原因分析 → 是正対策/再発防止の掲示

5. 当日チェックリスト(印刷用)

  • 品切れ・提供不可の掲示/スタッフ周知
  • 推しメニューの一言トークを全員が言える
  • 食洗のピーク時間に人員増援
  • レジ横に口コミQR/LINE友達登録の導線
  • 終了後のふりかえり(10分)でKPTを即時反映

6. ソフトオープンで検証するKPI

客席回転

平均滞在分、満席時の待ち時間

提供時間

オーダー→提供までの中央値

会計渋滞

会計リードタイムと詰まり原因

クレーム率

件数/原因/是正スピード

7. トラブル早見表

症状一次対処恒久対策
提供遅延品数絞り/声掛け/代替提案仕込み前倒し/列順最適化/仕組み化
会計渋滞臨時レジ化/テーブル会計QR誘導/券売/レジ位置見直し
客席クレーム即謝罪/席替え/値引き席配置/遮音/動線の再設計

8. よくある質問

研修時間はどのくらい必要?

最低でも合計3〜4時間を確保。ピーク対応のロールプレイは必須です。

ソフトオープンはやるべき?

はい。KPIを測って動線・メニュー・人員を当日までに最終調整できます。

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