飲食店の開業ステップ⑧
保健所・消防・行政手続き完全ガイド
保健所申請、消防検査、開業届、税務署・労務関係まで、開業時に必要な行政手続きを実務目線で整理。
1. 手続き全体の流れ
飲食店の開業手続きは以下の流れで進みます。
- 物件契約前に保健所へ「事前相談」
- 図面確認後、施工→検査予約
- 営業許可申請+食品衛生責任者資格の確認
- 消防署へ「防火対象物使用開始届」提出
- 税務署・年金事務所・労働基準監督署へ届け出
2. 保健所への申請手順
- 開業予定地の管轄保健所に「営業許可申請書」を提出
- 添付書類:店舗平面図、設備リスト、水質検査成績書
- 食品衛生責任者の資格証写しを提出
- 現地検査は予約制(工事完了3〜5日前が理想)
検査は「給湯・手洗い・冷蔵庫温度・防虫対策」が重点チェック項目です。
3. 消防署の届出と検査
- 消防署へ「防火対象物使用開始届」を開店7日前までに提出
- 客席面積300㎡以上は「消防計画書」も必要
- ガス機器使用の場合は「防火管理者選任届」も提出
- 防火扉・消火器・避難経路の表示を現場でチェック
ガス工事・電気工事の施工証明書を求められる場合があります。
4. 税務署・開業届の提出
- 「個人事業の開業・廃業等届出書」を開業日から1か月以内に提出
- 青色申告を希望する場合は「所得税青色申告承認申請書」を同時に提出
- 課税売上1000万円超見込みなら「消費税課税事業者選択届出書」も忘れずに
法人の場合は、登記後2か月以内に「法人設立届出書」を提出します。
5. 労務関連(雇用保険・社会保険)
- 従業員を1人でも雇う場合は「労働保険関係成立届」提出
- 週30時間以上勤務者は社会保険加入義務あり
- 給与計算・年末調整の体制を税理士・社労士と事前に整える
6. 準備書類チェックリスト
- 店舗平面図・設備図
- 食品衛生責任者の資格証
- 水質検査成績書
- 防火対象物使用開始届
- 営業許可申請書控え
- 開業届・青色申告書類控え
7. よくある質問
検査はどれくらいで終わる?
保健所・消防ともに30分〜1時間程度。事前に設備が整っていればスムーズです。
許可が下りるまでの期間は?
申請から5〜7営業日で許可証が交付されます。余裕をもって進めましょう。


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