美容室の開業ステップ②
立地選びと物件チェック完全ガイド
美容室の売上は「立地×物件条件」で7割が決まります。 動線・競合・インフラ・賃料バランスをスコア化して、失敗を避けましょう。
1. 立地評価スコアの作り方
候補物件ごとに10点満点で採点 → 合計点で比較します。
| 評価軸 | 見るポイント | 配点 |
|---|---|---|
| 人流 | 平日/土日・時間帯別にカウント(朝/昼/夕) | 10 |
| 視認性 | 通行人から看板・入口が見える/遮蔽物なし | 8 |
| 到達性 | 駅・駐輪場からの導線、エレベーター有無 | 7 |
| 競合 | 半径500mの同価格帯/同コンセプトの数 | 8 |
| 賃料比 | 賃料÷予測月商=15〜20%以内が目安 | 8 |
| インフラ | 給排水/電気容量/ガス/排気/防水が適合 | 9 |
合計50点以上なら要詳細検討、60点以上は積極検討ライン。
2. 人流・視認性・導線の見方
- 人流:平日/土日・11時/14時/18時の3回で各15分カウント
- 視認性:10m/20m/30m離れて写真→看板の可読性を確認
- 導線:駅からのルート動画、雨天時の歩行ルートも記録
- 生活動線:近隣スーパー/学校/職場からの帰宅動線に乗るか
3. 競合環境と差別化の確認
価格帯・メニュー・口コミ傾向を一覧化し、空いているポジションを見つけます。
| 競合 | 価格帯 | 強み | 弱み |
|---|---|---|---|
| A店 | 高単価 | 個室/ヘアケア特化 | 予約が取りづらい |
| B店 | 中単価 | 駅近/時短カット | ヘアケア弱い |
| C店 | 低単価 | 回転率/コスパ | 内装・体験が弱い |
4. 美容室向けインフラ要件
- 給排水:シャンプー台数×給排水ルートの確保(床上げ可否)
- 電気容量:20〜40坪で目安 10〜20kVA(ドライヤー/給湯器/空調)
- 換気:薬剤臭対策。セット面/カラー席付近の排気計画
- 床防水:シャンプーブースは防水立上げ+水仕舞い設計
- 給湯:瞬間式 or 貯湯式、必要号数を事前計算
- 荷捌き:薬剤/備品の搬入ルート(エレベーター寸法)
5. 契約条件チェックと原状回復
- スケルトン/居抜きの範囲(天井内/床下/配管の残置可否)
- 原状回復の定義(床上げ/配管/間仕切り/看板の扱い)
- 工事時間帯ルール(夜間/休日工事の可否と割増)
- 看板サイズ・位置・照明の管理規約
- 賃料フリーレント・内装期間の交渉余地
6. 要注意ポイント(レッドフラッグ)
床下がタイトで配管ルートが取れない
床上げ量が大きくなりバリアフリーNG→客導線に悪影響。
電気の幹線が逼迫
契約容量を上げられない物件は機器制限が生じます。
排気が共用部の吸気近く
臭気/薬剤の再循環でクレーム化リスク。
7. 次のアクション
- 候補3物件を同条件スコアで採点
- 上位2つで電気/給排水の現調依頼
- 概算見積と工期目安を取得→賃料交渉
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