フィットネスジムの開業ステップ②
立地と物件選びのポイント
「いい場所に出す」だけでは成功しません。
会員の行動パターン・駐車場・天井高など、フィットネスジム特有の条件を理解しましょう。
この記事の結論
- ジムは「ついでに行ける距離」が最強
- 郊外は駐車場と夜の動線で差がつく
- 天井高・床強度・防音を契約前に潰す
1. 立地で失敗しないための基本
- ターゲット層が多い地域(住宅地・オフィス街・大学周辺)
- 競合の有無と特徴をGoogleマップで確認
- 交通アクセス(車・自転車・徒歩)の利便性
- 視認性の高い道路沿いかどうか
ジムは“ついでに行ける場所”が選ばれやすく、スーパーやドラッグストア近くが狙い目です。
現場でよくある落とし穴
家賃が安いから即決…で入ると、「夜の治安」「帰り道の暗さ」「入口が分かりにくい」で伸びないことがあります。 立地は“数字”よりも“通いやすさ”を優先しましょう。
2. 駐車場と動線の重要性
特に地方・郊外では、駐車場の有無で集客力が大きく変わります。 会員は「通うのが面倒」と感じた瞬間に離脱しやすいので、入口までの導線は最重要です。
- 目安:会員数20〜30名につき1台の駐車スペース
- 夜間利用が多いジムでは「明るい動線」が安全性UP
- ロードバイク・バイクスタンドを設置すると男性層の満足度◎
入口が奥まっている物件は、看板の出し方と照明計画で印象が変わります。
3. 天井高と床強度の確認
フィットネスジムでは「天井の高さ」と「床の耐荷重」が重要です。 とくにウェイト系が強いジムは、床の対策が後回しになると事故・クレームに直結します。
- 天井高:最低2.8m、理想3.2m以上(圧迫感を防ぐ)
- 耐荷重:マシン配置部分は300〜500kg/m²が理想
- 防音対策:下階がある場合、防振ゴムや遮音パネル必須
契約前に確認すべき一言
管理会社・オーナーに「ウェイト利用(落下衝撃あり)」を必ず伝え、 防音条件と追加工事の可否を文面で残すのが安全です。
4. 坪数とレイアウトの目安
| 店舗タイプ | 目安坪数 | 特徴 |
|---|---|---|
| パーソナルジム | 10〜20坪 | 個室・高単価・少人数運営 |
| 24時間ジム | 50〜100坪 | マシン重視・無人運営が基本 |
| 総合型フィットネス | 150坪〜 | スタジオ・ロッカー・シャワー完備 |
狭すぎると稼働率が下がり、広すぎると家賃負担が重くなります。
最初は「会員の増え方」と「滞在時間」を想定して、無理のないサイズから設計しましょう。
5. 契約前にチェックすべきポイント
- 電気容量(最低10kW以上推奨)
- 給排水・エアコン・換気の設置可否
- 天井配管・照明の干渉リスク
- 防火区画・避難経路の位置
- 内装制限(管理規約・建築基準法)
ここだけは外せない(超重要)
契約前に「電気設備」「防音」「排水」の3点を、 専門業者と一緒に現調すると安心です。後から直すとコストが跳ねやすい部分です。
6. 次のステップ:設備選定へ
次回ステップ③では、マシン選定・導入費用・配置計画を詳しく解説します。
物件が固まったら、次は「設備」と「段取り」で勝負が決まります。
物件相談も、先にプロ目線で詰められます
図面がなくてもOK。写真とだいたいの寸法があれば、概算と進め方をお伝えできます。
※ 返信の目安:24時間以内(混雑時は順次)


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