フィットネスジムの開業ステップ⑩
管理者育成とリーダー制度(マネジメント構築・業務分担)
店舗運営を「仕組み化」するためのリーダー育成、役割分担、報連相体制の設計を解説。店舗の自走を実現する実践モデル。
1. 管理体制の全体像を設計する
ジム運営の管理体制は、以下の3層で設計するのが理想です。
- 経営層:方針・戦略決定(オーナー/マネージャー)
- 管理層:日次運営・数値管理(店長・副店長)
- 現場層:接客・清掃・SNS(トレーナー・スタッフ)
1店舗でも「役割を3層に分ける」だけで報告・判断が明確になります。
2. 店長・副店長・リーダーの役割定義
店長
- 売上・利益管理、顧客満足度、全体統括
- シフト承認・人事評価
- 月次レポート報告
副店長
- 新人教育・備品発注・清掃点検
- クレーム初期対応
- 店舗運営の改善提案
リーダー
- 業務進行管理・SNS発信サポート
- チーム内情報共有
- 当日オペレーションの統率
3. 管理者育成プログラムの設計
- 知識研修:会員管理・数値分析・安全管理。
- OJT同行:現場リーダーとしての判断・指導体験。
- 考課面談:成長課題・次期リーダー候補の明確化。
- ロールプレイ:報連相・クレーム対応・部下指導の練習。
育成は「段階表」を作り、スキルチェックを数値で見える化。
4. 報連相・ミーティング体制の構築
- 朝礼:目標共有/昨日の改善点。
- 終礼:達成状況報告・明日の課題。
- 週次MTG:数字・改善提案・お客様の声を共有。
- 月次報告:オーナーへ損益・課題・対策を提出。
報連相の「テンプレート化」が管理力の第一歩。
5. 数値管理(KPI/目標設定)の習慣化
- 来店者数、入会率、退会率、単価、口コミ平均点を週次で共有。
- 店長・副店長・リーダーで分担して管理。
- Googleスプレッドで「可視化+共有」することで意識が上がる。
数字を「責める」ではなく「伸ばす視点」で扱うとチームが前向きになります。
6. 店長不在でも回る仕組みづくり
- チェックリスト・マニュアル・引継ぎノートを整備。
- 決済・発注・報告のルートを明文化。
- Slack/LINE WORKSで進行共有。
- 副店長が「代理権限」を持つシステム設定。
「誰でも代わりができる」が真の安定店舗の条件です。
7. 次の展開:複数店舗マネジメントへ
次回ステップ⑪では、複数店舗の管理・エリアマネージャー制度・データ共有システムの最適化を解説します。
店舗工事ナビでは、管理職研修やリーダー制度の構築支援も行っています。
マネジメント設計を相談する

コメント