最終更新:2025-12-07
クリニックの内装工事|費用・工事の進め方・法規対応をやさしく整理した開業ガイド
内科・皮膚科・耳鼻科・小児科など、クリニックの内装工事は一般の店舗とは大きく異なります。 とくに動線(ゾーニング)・換気計画・給排水・電源容量・非常電源は後から変更が難しく、最初の計画が開業後の使いやすさを大きく左右します。 この記事では、初めての開業でも迷わないように、工事費用の目安、進め方、医療法対応を一つずつ分かりやすくまとめました。
クリニック内装工事の費用の目安
費用は診療科・部屋数・ビルの設備条件で変動しますが、20〜40坪のクリニックでは次のようなケースが多いです。
| 工事区分 | 費用の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 給排水・衛生設備 | 150〜400万円 | 処置室やトイレの数で増減。床上げが必要な場合も。 |
| 電気・非常電源 | 100〜300万円 | 医療機器の負荷に耐えられる容量が必要。 |
| 空調・換気 | 120〜350万円 | 換気量・陰圧/陽圧の調整は必須項目です。 |
| 内装・ゾーニング | 200〜600万円 | 患者導線・スタッフ導線が交差しない設計が大切。 |
| サイン・消防・申請 | 30〜120万円 | 消防同意や使用開始届けなど法的手続きが必要。 |
※医療機器の費用は別途必要です。
クリニック工事の流れ(やさしく解説)
工事の流れをシンプルにまとめると次のとおりです。
① 要件整理(診療科・必要室数・開業時期)
② 現地調査(給排水・電源・床構造・換気経路の確認)
③ 基本計画・概算見積
④ 実施設計・正式見積
⑤ 施工(設備 → 内装 → 什器 → 試運転)
⑥ 引渡し・各種申請
⑦ 開院準備(動線チェック・機器確認)
クリニックでは、最初の段階でゾーニング・換気計画・電源容量を固めておくと、後からの手戻りが大幅に減ります。
医療法対応のやさしいポイント
1. ゾーニング(動線設計)
- 受付・待合は診察エリアとしっかり分ける。
- 薬品・ストックなどバックヤードは患者導線と交差させない。
/* ゾーニング例(擬似コード) */
ゾーニング {
患者導線: 左側;
スタッフ導線: 右側;
交差禁止: true;
}
2. 換気・空調
- 必要換気量を満たす計画が必要。
- 臭気が出る部屋は陰圧にして周囲に漏れないようにする。
- 排気経路はビル側の許可が必要になる場合があります。
3. 電源・非常電源
- 医療機器の同時使用を想定した容量が必須。
- 停電対策としてUPSや非常電源の検討も有効。
// 電源容量チェック例(簡易)
const devices = [800, 1200, 600];
const total = devices.reduce((a, b) => a + b);
console.log("必要容量(合計W):", total);
4. 保健所・消防
- レイアウトがある程度固まった段階で早めに相談。
- 誘導灯・消火器・排煙設備などは事前確認が必要。
よくある失敗と回避する方法
失敗①:換気経路が確保できず工期が延びる
→ 対策:物件契約前に外壁貫通やダクト経路の可否を確認する。
失敗②:電源容量不足
→ 対策:医療機器リストを早い段階で入手し容量計算する。
失敗③:患者導線とスタッフ導線が交差する
→ 対策:受付→診察→会計の流れを実際に歩いて確認する。
開院前チェックリスト
- 必要室数(診察・処置・X線・待合など)は確定したか?
- 電源容量・非常電源の要否は確認したか?
- 換気量・排気経路はビル側と調整済みか?
- 患者導線とスタッフ導線は分離できているか?
- 保健所・消防との事前相談は完了しているか?
まずは無料でご相談ください
図面がなくても、写真と寸法だけで概算のご案内が可能です。 「この物件でクリニックがつくれる?」という段階から気軽にご相談いただけます。
※費用はあくまで一般的な目安です。 診療科・設備条件・物件状況によって変動します。



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