飲食店の開業では、最も大きな初期コストとなるのが店舗工事費用です。
しかし、工事内容を正しく理解すれば、無駄なコストを抑えながら理想の店舗をつくることができます。
この記事では、工事費の内訳・坪単価の目安・予算の考え方を、現場目線でわかりやすく解説します。
飲食店工事費の内訳
飲食店の工事費は「内装の見た目」だけではなく、設備インフラ(電気・水道・ガス・ダクト)に多くの費用がかかります。 特に重飲食では、排気ダクトや給排水設備の工事が費用の大部分を占めます。
- インフラ(電気・水道・ガス・ダクト):30〜50%
- 内装・仕上げ:20〜30%
- 厨房設備:20〜30%
- その他(設計費・諸経費など):10〜20%
たとえば20坪前後の店舗であれば、総額の目安は800〜1,500万円です。 インフラ状態が良ければ費用は下がり、スケルトン状態だと費用が増える傾向があります。
坪単価の目安
坪単価は業態・厨房規模・ダクト工事の有無によって大きく変動します。 以下は一般的な目安です。
- 軽飲食(カフェ・バー):40〜70万円/坪
- 中規模飲食(居酒屋・ラーメン):60〜90万円/坪
- 重飲食(焼肉・中華・鉄板焼):80〜120万円/坪
予算設計の考え方
1. 工事費だけでなく運転資金も確保する
よくある失敗は、すべての資金を工事費に使ってしまうことです。
開業後すぐは売上が安定しないため、最低でも6ヶ月分の運転資金を確保しておきましょう。
2. 融資や補助金の活用
自己資金だけでなく、金融機関の融資や自治体の補助金を活用することで、初期費用を軽減できます。
特に開業支援の補助金は飲食店でも活用例が多く、申請サポートを行う専門家も存在します。
コストダウンの具体策
飲食店の工事費を抑えるために、実際の現場で効果があった方法をまとめました。
- 居抜き物件を活用する(インフラ再利用で大幅に削減)
- 電気・給排水・ガス設備はなるべく既存を使う
- 厨房機器をリース・中古で調達する
- 内装デザインをシンプルにし施工範囲を減らす
- 什器の搬入や簡易作業はDIYで対応する
見積もりの見方と比較ポイント
飲食店工事の見積もりでは、以下の項目を必ず確認しましょう。
- 「一式見積り」のままになっていないか
- インフラ関連の項目が詳しく書かれているか
- 最低2〜3社を比較して相場感を確認する
- 追加工事・オプション費用の可能性を確認する
同じ工事内容でも、業者によって20〜30%費用が変わることがあります。
必ず複数社で比較することが大切です。
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