美容室の開業ステップ⑦
開業資金と運転資金の考え方
「資金繰りが理由で閉店」は避けたい。 初期費用と運転資金のバランスを理解し、無理のない開業を設計しましょう。
1. 開業資金の構成要素
美容室開業の資金は大きく3つに分類されます。
- 初期投資: 内装・設備・保証金など開店前に必要な費用
- 運転資金: 開業後の家賃・仕入・人件費など継続的な費用
- 予備資金: 突発的な修繕・広告費・税金などに備える費用
2. 初期費用の目安と内訳
| 項目 | 内容 | 目安金額 |
|---|---|---|
| 物件取得費 | 保証金・礼金・仲介手数料など | 100〜250万円 |
| 内装・設備工事 | セット面・シャンプー台・照明・空調 | 400〜800万円 |
| 什器・備品 | ミラー・ワゴン・POSレジなど | 100〜200万円 |
| 広告・販促費 | チラシ・WEBサイト・撮影費 | 20〜80万円 |
| 開業手続費 | 登記・保険・許可申請 | 10〜30万円 |
平均開業費用は 800〜1,200万円 が目安です。
3. 運転資金の必要額
開業後すぐに黒字化するとは限りません。最低でも3〜6ヶ月分の運転資金を確保しましょう。
| 項目 | 月額 | 6ヶ月分の目安 |
|---|---|---|
| 家賃 | 20万円 | 120万円 |
| 人件費 | 40万円 | 240万円 |
| 仕入・消耗品 | 10万円 | 60万円 |
| 光熱費 | 5万円 | 30万円 |
合計:約450万円を目安にしておくと安心です。
4. 融資・補助金・リースの活用
- 日本政策金融公庫: 美容室開業に最も利用される融資。自己資金の1/2以上が理想。
- 制度融資: 地方自治体の保証付き融資で低金利。
- 補助金: 小規模事業者持続化補助金など最大200万円支援。
- リース: 初期費用を抑える設備導入法。LED・給湯器・POS機器などに有効。
5. 資金管理のポイント
- 売上と支出を「固定費・変動費」で分類して可視化
- 毎月のキャッシュフロー表を作成して残高管理
- 広告費・人件費は「売上比率」でチェック(目安:広告10%以内、人件費40%以内)
- 口座を「事業用」「プライベート」で完全分離
6. 資金設計の次ステップ
- 自己資金・借入・補助金の割合を決定
- 月次キャッシュフローシートを作成
- 開業6ヶ月後までの支出スケジュールを整理
- 余裕資金を投資・広告費へ再配分
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