フィットネスジムの開業ステップ⑦
設備投資と拡張戦略(2店舗目/サブスク/リース活用)
売上が安定してきたら、次の課題は「拡張」。2店舗目の展開、機器リプレイス、サブスク販売、リース活用までを網羅的に整理。
1. 設備更新のタイミングと優先順位
- トレッドミル・バイク:耐用年数5〜7年(年間稼働2,000hが目安)
- マシンウェイト系:塗装・ケーブル交換で延命可(10年目安)
- 照明・空調:電気代を削減する省エネ更新が高ROI
機器更新は「壊れたら」ではなく「売上機会を逃す前」に。 特に空調は快適性を左右する最重要投資項目。
2. リース・補助金の活用で初期費用を抑える
- リース:初期0円で導入可能。厨房・空調・機器に有効。
- 割賦(分割):経費計上が可能で、中期投資に向く。
- 補助金:小規模事業者持続化補助金・省エネ補助金が対象。
補助金を使う場合は「申請から採択まで3〜4ヶ月」見込んで計画を立てましょう。
3. サブスク商品・物販による収益多角化
- プロテイン定期便:月2,980円〜。原価率50%以下で安定利益。
- ロッカー月契約:月500〜1,000円(スペース活用型収益)。
- アパレル販売:オリジナルTシャツ・シェイカーボトルなど。
- オンライン指導:LINEやZoomでフォームチェックを有料化。
来店頻度が落ちても、サブスクを維持すればLTV(生涯顧客価値)を確保できます。
4. 2店舗目展開の判断基準とモデル設計
- 既存店の損益分岐点が3ヶ月連続クリアしているか
- 社員または店長候補が育成済みか
- 出店候補地の商圏重複が30%以下か
- 1店舗目をモデル店舗化できているか(マニュアル・研修)
「スタッフ教育が自走できる状態」でないと2店舗目は逆に負債化します。
5. 経営を支えるシステム導入(会員・売上管理)
- 会員管理:SmartGym / CloudFit / カラダ管理Pro など
- 売上管理:freee / MoneyForwardで自動記帳
- 勤怠管理:KING OF TIME / ジョブカン など
店舗数が増えるほど「システム導入=人件費削減」。 特に勤怠・請求・顧客管理を自動化すると月5〜10万円の固定費削減に。
6. 事業拡大後の出口戦略(FC化・事業譲渡)
- FC化:モデル店舗+マニュアル+ロイヤリティ5〜10%
- M&A:年商1,000万円/店舗×営業利益10〜15%で評価
- リースバック:設備を資産化し、資金繰りを改善
3店舗運営で「仕組み化」できた段階が、譲渡価値最大化のタイミングです。
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